NEW PORT 訪問記
- 2011.11.14 Monday
- 10:44
マンション(豪邸)で有名なニューポートに行ってきました。ちょうど20年前、一度、訪れたことのある町ですが、建築デザインの好き嫌いは別にして、これがお金持ちの家!というものを見るだけでも、優雅な気持ちにさせてくれる町です。特に鉄道王ヴェンダーヒルトのブレーカーズ邸は、何度見ても豪華! 海に向かって広がる大きな芝生庭園からの眺めは、最高です。そこで、マンション(豪邸)であるための条件についてふと考えてみました。
それは、当たり前のことかもしれませんが、インテリア、家具、優雅な庭園、何よりもロケーションですね。豊かな緑、太陽、海、風、自然が最高の豪華さを創り出すのでしょう。
今回、ブレーカー邸以上に感動したのは、すこし市街地にあるのですが、ニューポートカジノです。今は、テニス博物館になっていまが、シングルスタイルの繊細なディテールを持ったマッキムミードホワイトの初期の作品で、芝生張りのテニスコートがあるコートヤードの居心地は最高です。ここで華麗にプレーできれば、最高の気分でしょう。
私は、なぜ、ブレーカー邸に比べてこちらのほうが優雅に感じるのか?自問してみるとそれは、空間のスケールだと感じました。人と人が触れ合うことのできるスケール感がこの建物にはあります。
ニューポート街全体を見ても、街のスケールが、歩ける街のスケールです。道路の幅も日本の港街を思わせるような、(いや、ヨーロッパの街並みでしょうか?)スケール感で歩いている人がたくさんいます。 先月訪れたボストン郊外のアメリカ独立戦争勃発の町レキシントンも同様ですが、人気の街の共通点は世界共通で「歩ける街」でしょう。
人が豊かさを感じるには、優雅な空間(建築)+自然(環境)+交流(人)ですね。
雪になる前に。。。朝、突然思い立って出かけたニューポートですが、歩き過ぎで筋肉痛?が少し怖いですが、建築を探査しながら歩き回るのは、いつも楽しいものですね。とても元気をもらった一日でした。
ありがとう。ニューポート!ありがとう 豪邸たち! ありがとう マッキムミード!
高原 2011年 11月13日