いよいよ帰国します!!

  • 2012.07.29 Sunday
  • 13:31
 暑中お見舞い申し上げます。

いよいよ8月末に帰国します。
「THINK GLOBALLY」を掲げ、渡米して、あっという間の2年でしたが、とても多くのこと学び、経験できたと思います。

一つには、アメリカだけでなく多くの国々の友人と交流できたことで世界を身近に思えるようになりました。
たとえば、彼らと歴史的な事実の捉え方の違いやお互いの国の文化を語り合い、人としての魅力の共通点と多様性などを肌で感じることができました。
さらに、ボストンで出会った多くの日本人の方々からも大きなエネルギーを頂きました。
大学では、多くの先生方と授業を超えた交流で、たとえば、政治学の教授の紹介で、国会議員BARNEY FRANK氏を紹介してもらい、大学で提案した「ホワイトハウスのグリーン化プロジェクト」を彼に手渡すことができました。
また、そのことで、国会議員の紹介がないと見学できないホワイトハウスの見学が可能になったことなど、多くの友人、知人のおかげで、有意義な時間を過ごしています。
英語での失敗談は多数ありますが、交流するツールとしての言語の必要性と同時に熱意(心)の大切さ知ることができました。

そして、2つ目は、日本という国と文化を素直に愛することができるようになったことです。
きっかけは、皮肉にも、滞在中に起こった東日本大震災ではありましたが、このことは、一人の日本人として、また建築家として何ができるのか?何をすべきなのか?を強く考える機会をくれました。
そして、建築デザインには、GLOBALな視野と地域を愛すること重要性を改めて認識しました。
たとえば、環境デザイン手法や考え方には、グローバルなノウハウを取り入れ、世界の中でのその建築のあり方を見据えること、同時に、日本、地域のおもてなしの文化、地産地消の促進、日本建築の細部への気配り、ディテールなどを大切に、自分のデザインの中に表現して行きたい思います。
さらに、人との交流をデザインプロセスに取り入れることで、一つの建築が、多くの人とまちに影響を与えることのできる「デザインの力」を発揮できると信じています。

そして、3つ目として、2年の学生生活を通じて、「教育の力」を実感しました。
人は、教育を受けることで(年齢に関係なく!)大きなモチベーションを生み出すことができ、その人の未来に大きな影響を与えることのできるものだと思います。
同時に、教育を提供する場の重要性を感じ、卒業設計で提案した、南三陸町の復興計画案「THE FUTURE COLLEGE」は、
私なりの「デザインの力」と「教育の力」の融合を建築という形に表現したものです。
(英語版ですが下記のサイトで概要ご覧いただければ光栄です)
http://www.wix.com/takahar7/htad-boston


あっという間の2年でしたが、話すと相当長くなりますので、
また帰国後にお会いしてゆっくりとお話させていただければ光栄です。

帰国後は、HTAデザイン事務所設立当初からの理念でもあり、社会へのミッションである
「人とまちを元気にするデザインの追求」を「人とまちを元気にする活動の追求」
にバージョンアップして、何事にも前向きに、初心を忘れず、進んでゆきます。

今後ともご指導よろしくおねがします。

最後になりましたが、暑い夏が続くことと思います。
皆さま、お体にはくれぐれもご自愛ください。

ホワイトハウスグリーン改修プロジェクト

  • 2012.07.18 Wednesday
  • 14:07
皆さま、暑中お見舞い申し上げます。ボストンの夏も、日本ほどではないと思いますが、日中は毎日暑いが続いております。

今日は、嬉しいニュースを。。。
2年前にボストンに来て最初に手掛けた「ホワイトハウス改修プロジェクト」を昨日(7月16日)マサチューセッツの国会議員BARNEY FRANK 氏に冊子を手渡しました。

FRANK氏は、1980年から32年間議員務め、とても力のある人でしたが、つい
先日、今年限りで引退を表明し、同時に、30以上歳年下の男性と同性結婚する
ことも発表し話題になっています。
なんとも、自由の国アメリカ!と言うか、70歳を超えた彼のバイタリティー??
に感動しているところです。



ところで、ホワイトハウスは、9.11以降 アメリカの国会議員の紹介がないと見学できないようになっています。現在、FRANK氏に紹介を申請してもらっているところです。

次の目標は、オバマ大統領に手渡すことでしょうか???

One of my projects in Boston,

  • 2012.07.12 Thursday
  • 07:24

I hope everything is going well for you. I came to Boston in the summer of 2010. Since then, I have been enjoying life and I have really appreciated your kindness and friendship to me. I have recognized that one of the most important things in life is the connection between people.

Today let me introduce my project to support the survivors of the Great East Japan Earthquake on 3/11/2011 through handmade “Beppin hand towels,” which are designed and made by a women’s group called the “Chiku Chiku Group. (ちくちくの会)” Many survivors are still living in temporary housing  and are doing whatever they can do to support their families. When you make a donation to help these survivors, you will receive a “Beppin Towel” as a thank you gift.

べっぴんタオル

I am going to tell you why I have become involved in the Beppin Towel Project.

First of all, I was extremely shocked to see the Tsunami disaster on TV. And sometimes I attended the meetings that some Japanese in Boston held about the disaster problems. I had been thinking about what I could do for the victims. I felt powerless. When I decided to go back to Japan this past February, I was wondering whether to join volunteer work or not, because I didn’t know if my small help could be useful or not. So I contacted my former boss, who lives in Sendai in Tohoku. He gave me advice, “ There are three important things to do. One is to go and see the disaster area with your own eyes. Second is to buy something in the disaster area. Third is to tell people the real story about what you saw at first hand.” His advice encouraged me to do volunteer work. When I went to Minami Sanriku in the Tohoku area, I saw unbelievable scenes. There was nothing there and there were still ships lying on buildings. And people still needed to help from volunteers. I still can't forget the words that a leader of the volunteer center told us. “Please remember that we still have been struggling to live and we are worried that people are forgetting about our situation. Please tell our real situation to people when you go back, even if you can tell it to only a few people”

Coincidently, when I went back to my hometown, Osaka, I met one of my friends, who went to do volunteer work in a temporary shelter in Minami Sanriku, where she met some women who wanted to stand on their own feet; but they didn’t know how to do it. She offered to help them to sell these uniquely designed handmade towels, which they had been making. She hoped that these towels would become their first steps of self-reliance. It is succeeding. Some materials like cloth and ribbons have also been sent to the shelter by people who heard their story. People can’t live by themselves. The survivors really have appreciated the people who have supported them. The people who receive these towels also think positively, because they are impressed that the survivors who lost everything still want to move forward. I was moved to hear that and I also offered to support them through the Beppin Towel Project. The importance is the connection between people.

Through this project, I really appreciate ” Ebisuya” (Japanese grocery store) where we can donate and get “Beppin Towels,” my ESL teachers, friends and my family who have supported me. Thank you so much for reading my story. 

Please enjoy a wonderful summer!

Best regards,

Sachiko Takahara (高原 幸子) Chestnut Hill resident, 

E-mail: sally.asai2010@gmail.com

 

    The flow of charity

Donation:   A” Beppin Towel” -  $12 each   (Limited quantity available)

At:              Ebisuya, 66 Riverside Ave. , Medford, MA, 02155

                or Contact Sachiko directly

Your $12 donation for each towel will be deposited into the bank account of the “Chiku Chiku no Kai”

A report on donations will be posted at Ebisuya  http://www.ebisuyamarket.com

●“Chiku Chiku no Kai” (ちくちくの会) is a group of survivors in a small shelter in theTohoku area of Japan. ADDRESS:Hiraiso kasetsu jyutaku Shizugawa-cho Minami-Sanriku Motoyoshi-gun, Miyagi, Japan

ボストンで東北被災地自立支援プロジェクト

  • 2012.07.09 Monday
  • 11:24
 みなさん、こんにちは!如何お過ごしでしょうか?

私は2010年夏からボストンへ着てから、もうすぐ2年が経とうとしています。その間、多くの人と出会い、また、お世話になり、人の絆の大切さを感じています。本当にありがとうございます。

昨年、日本では、東日本大震災という、信じられない災害をおこり、今なお、多くの人たちが立ち直ろうと、頑張っておられます。そこで、私はその被災地の自立支援のひとつとして、『べっぴんタオル』をチャリティーで応援することにしました。『べっぴんタオル』は、赤ちゃんのドレス型をしたハンドタオルで、南三陸町の仮設住宅にお住まいの “ちくちくの会”のメンバーの方達が、一針一針心を込めて、手造りで作られたものです。ここ、ボストンでも、ご紹介させていただきたいとお話しましたら、「遠いアメリカでも私達のことを思っていてくれる人たちがいるなんて、夢のようです」と喜んでいただけました。ほんの少しの力かもしれませんが、人とのつながりで、ひとりでも、元気に前向きに進んで行ってもらえたら、うれしいです。

 べっぴんタオル

*****べっぴんタオル ”Beppin Towels"*****

私がこのチャリティーへの支援を始めたきっかけは、

昨年の信じられない東日本大震災の映像をボストンのテレビで見て、愕然とし、それから、日本の友人との交信、そして、ボストンで開催された「被災地の方達へ何が出来るか?」などの会への参加したり、チェルノブイリハートの映画を見て、益々、ショックを受けたことからです。

そして、

     私に何かできることはないか?

     今年の2月に日本へ帰国時にボランティアに参加するか迷いました。(ほんの小さな力で、役に立つのか?と)

     仙台在住の元上司に相談。

大事なことは、

) 実際に現地を自分の目で見ること

2) 現地でお金を落とすこと 

3) そして、その状況を帰ったら、みんなに伝えること

ほんの少しの時間の協力でも、それは、ゼロではなく、前へすすんでいるのだからと、ボランティアを後押ししていただきました。

     そして、2月 南三陸町の瓦礫処理のボランティアに参加。

     その後、帰阪後、友人の井上さんから、偶然、彼女も南三陸の仮設住宅へボランティアに行ってきたお話を伺いました。そこの仮設住宅に住む、女性の方達から「小さな仮設住宅には、あまり情報も入ってこない、自立したいがどうしたらいいかわからない。」そして、その方達が、手作りした『べっぴんタオル』を見せてもらったことが、きっかけになり、その『べっぴんタオル』が、彼女たちの自立の第一歩にならないかと、その販売を申出、大阪でチャリティーとして販売されました。その話を聞いた人たちから、『べっぴんタオル』の材料となる、タオルやリボンが送られ、べっぴんタオルは作られています。

     その後、5月に井上さんから、南三陸の“ちくちくの会”の人達と、大阪府和泉市の人達との交流の様子の報告書をいただきました。

べっぴんタオルの発送準備 preparing "Beppin Towels”

仮設住宅   Temporary housing

     私も、ボストンで、その彼女達の自立の第一歩お手伝いが出来ないかと、“べっぴんタオル”をチャリティーすることを申し出ました。

自立とは、人が元気に暮らしていく気持ちになることから始まるのだ、と思います。

井上さんが言うように、 “べっぴんタオル”を、受け取った人も、「大事なものを失った人たちも、がんばって生きていこう!」と努力している姿勢を感じ、その人も前向きに生きていく元気をもらえるのではないか?作った方も受け取った方もお互いに、元気になれるのだ信じます。お互いを思いやる人とのつながりを、『べっぴんタオル』を通して、支援することにしました。そして、その元気が、周りに広がりますように!

     今回、その『べっぴんタオル』は私の家族がボストン訪問時にスーツケースに入れて持ってきてくれました。

  ● チャリティー金額は べっぴんタオル 1枚 12ドル

     “ちくちくの会”へすべて、送金します。

  ●  場所 Ebisuya, 66 Riverside Ave. , Medford, MA, 02155

   もしくは、下記、浅井(高原)宛、直接、ご連絡お願い致します。

   何かご質問ございましたら、遠慮なくご連絡いただければと思います。

チャリティーの報告は、このブログとボストンでご協力いただいている、日本食材店の“Ebisuya さんでも報告してもらう予定です。

最後になりましたが、このボストンでのチャリティーを応援をしていただいている多くの方々、日本食料品店の『Ebisuya』さんを始め、英訳をお手伝いしていただいたESLの先生やアドバイスいただいた友人の皆様に心より感謝申し上げます。

                  連絡先 浅井(高原) 幸子 sally.asai2010@gmail.com

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